ゴールデンウィークの報告

 今年の黄金週間は曜日の配列の関係上あまりゴールデンではなかったのですが、ちょっとだけ予告した“おでかけ”を敢行しました。

 実はワタクシ、社会人でありながら“ひきこもり”な毎日をすごしております。
 というのも、働いている日は仕事以外に(時間がないから)個人的な活動は出来ず、休日とてちょっと買い物に出かけたり、家の用事をやったりしている間に終わってしまいます(ま、休日に関しては好きでやっていることなんですが)。

 そんなわけで、一定のリズムで一定の仕事をしている毎日。これって客観的に見れば引きこもりと変わらないんじゃあるまいか?と思うわけです。
 それを打ち破るのが“イベント”で、なるべく多く作りたいと思っているのですが、なかなか(精神的に) 思い切れないのも現実。
 これじゃいかん!…“どうしてもやらねば” というイベントを無理やりにでも作ることでリフレッシュを図っています。ず〜っと同じことの繰り返しではどうしても、閉塞につながってしまうように思います。(実はワタクシ、「ず〜っと同じ場所で同じ仕事をする」のが夢です、まったく夢のようなお話なんですが。)

 その一環で、リンク先でもあります「秋山工房」のミチルさんの所に遊びに行くのをなかば、定期的イベントにしています。
 しかし過日、ミチルさん一家は大変な目に遭われ、大変な苦労をされることとなってしまいました。詳しくはここではふれませんが、ともに生活している動物たちと離れ離れとなっている大変なときにこちらが、のんきな顔で遊びに行く気にもなれず「こんな日々は長く続くはずはない」と信じ、 なんの力にもなれないことをもどかしく思いつつも一家を見守っていました(本当に見守ることしか出来ませんでした)。
 このゴールデンウィークは、ようやくミチルさん一家が新しい生活を手に入れ、落ち着いてきた良いタイミングでした。

  いろいろあったようでしたが、なにはともあれ元の生活が戻ってきたミチルさんたち。元に戻ったもの、絶対に元には戻らないもの…それぞれたくさんですが、新たに得たものも多かったようでした。
 私の滞在中にたまたまいらっしゃったミチルさんの村友の方がおっしゃっていましたが、「どんな経験も絶対に無駄になることはない」という言葉、まったくそのとおりだと思いますし、この言葉ワタクシの数少ない人生訓のもっとも大切なものであります(その言葉が飛び出した時、その言葉に相槌を打つことの出来ないほど強い衝撃が胸を突きました。自分と同じことを考えている人がいるもんだなぁ…と)。

 小難しいことはおいといて、心底のんびりとした三日間を過ごさせていただきました。

 今回は「家庭ロバ・馬会議」のサミットのメンバー以外に重要なお方がいらっしゃったんですよ!
 それはこの↓お方!

 

  ま〜、なんて耳の長い…じゃなくて、カメラで銀花ちゃんを激写しているこの方!“パタリン。”さんです。(念のため補足説明を入れますが、このページの一枚目の写真のロバちゃんは銀じではなく、名前を「銀花」といって、我が家の銀じの妹でミチルさん一家の大切な家族の一員です。)

 えっと、話がそれましたが、この方ははるばる東北方面からこのような↓

  ↑暴走族のような車(秋山工房コーチャン評)に乗っての参上です。遠路はるばるお疲れ様でした。
 当サイトの大切なお客様であり、私にとって数年来“一番会いたい人”の一人でもありましたので、会った場所は我が家ではありませんでしたが、うれしかったことになんの違いもありません。
 もっとゆっくりお話をしたかったし(いや実際、時間は長かったですが)、話は尽きることがなくもっとお話したい話題はあったのですが、それは今度の機会にしたいと思います。いくらネットでコミュニケーションを取れても、電話でお話してもやはり、実際に顔を見ながらお話できたことは貴重な経験でした。
 私が言うのもなんですが、ネットでのコミュニケーションはやはり“浅い”んですね。千通のメールより実際に会って10分お話しするほうが、ずっと重いと思います。
 また、元気にお会いできる日を楽しみにしていますよ。

 

  さて、ゴールデンウィークの報告はこのあたりで…。

 ミチルさんのところのブログでの話題ですが、「1〜2坪あればロバが飼える」と宣伝しているネットでロバを販売している業者があるとのこと。
 その文句には聞き覚え(見覚え)がありました。改めて調べてみるとそれはすぐに見つかり、確かにそのような文句がありました。

 

  上に写っている範囲がだいたい2坪です。

 反対側から撮影すると、こんな感じ。

  銀じと比べてもけっこう広々です。これなら大丈夫…なわけないだろ!

 私はかねてから“ロバの幸せ”について考えてきました。
 もちろん、その問いに絶対に間違いのない答えなどないことぐらい充分に承知しています。
 そもそも“飼われる”ことが不幸かもしれないし、かといって天敵に襲われるリスクがあっても自然界で暮らすことが幸せだろうか?と思うこともあります。
 飼っている動物をわざわざ「不幸にしてやろう」とする飼い主はいないでしょうが、無知から動物を不幸にすることは良くあるのではないかと思います。

 私が銀じを家族として迎え入れるとき、ひとつだけ覚悟したのはその点でした。
 「ひょっとして(知らないことが原因で)かわいそうな目にあわせてしまうかもしれない」
 不安が的中した面もありましたが、それでも最大限銀じのためと思うことはやってきたつもりです。

 「ロバを飼うのに1〜2坪必要です」は間違いでないかもしれません。でも銀じと比べると1〜2坪の広さが生活のすべてであるロバは不幸でしょう?

 知らなければ「そういうものだ」と思い込むのはしかたありませんが、少なくともこの文章を読んでくれた皆さんはほんの少しでも「1〜2坪でロバを飼う」ことに疑問を持ってくれていると思います。

 サイト「銀の森牧場」をやっていて「ロバを飼いたい」とおっしゃる方は多くはないけれどそれなりの人数はいらっしゃいます。
 そうした方々には基本的に「やめたほうが良い」というスタンスでアドバイスをすることにしています。(物理的な条件がやはり一番難しいと思いますが、おそらくそれより難しそうなのが「覚悟」の問題です。話が長くなりそうなのでこの話題はやめておきます。)
 やってしまったことの原因が「知らない」ことは罪の中でも最も軽い分類になるとは思いますが、少なくとも「知っている」私としては黙ってはいられない現実でしたので、あえてこのような話題を取り上げてみました。

 5月10日、今日は朝から雨。お散歩にも行けないし、くさくさしたこんな気分の時にはぴったりな話題だったかもしれませんね。

 銀の森牧場通信を今日(土曜日)に更新した理由はもうひとつ。予告があるからです。とはいってもぎりぎりであることに変わりはありませんが…明日11日夜9時から放送の「行列の出来る法律相談所」に銀じが再登場します。
 ということはゲストにフィフィさんが出るんでしょうね?

 ↓こんな顔のロバが登場したら、それは銀じです。

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