知ってるかい?

11月13日

 久しぶりに天気もよく風も吹いていない日曜日でしたので、ロバの銀次のお散歩に出ました。

 ↓前にお散歩に行った時に気になっていたのですが、先日の強風の被害はそのままでした。




 ↑こちらの場所はお寺でいつもきれいになっていたのですが、これだけの被害ですと簡単にはいかないのでしょう。

 石碑の後ろにあるモミジは毎年キレイに紅葉していたのですが、枯れてしまった様子。横倒しになっているイチョウは毎年銀杏をつけていたのですが、この有様では…
 その他後ろにある杉の木もだいぶ倒れてしまっています。


 ↑さてこれまた、いつもの場所で道草です…

 ↓ところで…


 ↑前脚の内側に黒い部分があるのがわかりますか?
 ん?わからん?では拡大…↓


 ↑これね、これ。
 ケガをしてはげてるわけではありません。

 これは附蝉(ふぜん)または夜目(よめ)といって、セミがとまっているみたいだから「附蝉」というのだそうです。
 夜目というのは、馬(銀次はロバですが…)は夜の暗闇の中でも自由に歩き回ることができます。それを不思議に思った昔の人が「きっとあの部分で暗闇を見通しているに違いない…」と考えて夜目とつけたようです。

 そもそもこれはなんなんだ?という話ですが、実はこれは親指の爪の名残だという説があります。
 ロバ(もちろん馬もね)は前脚も後ろ脚も中指一本で支えています。進化の過程で中指以外の指が退化していった結果なのですが、脚を注意深く触ってみると退化した他の指の骨の痕跡に触れることが出来ます。馬の骨格標本を見る機会があったらぜひ注意して見てください。

 この夜目ですが、競馬をしているサラブレッドにもありますし、馬車を引いている大きな馬にもあります。馬の種類によって大きさや形状に違いがありますので、こんなところに注意して馬を見るのも面白いですよ。大きな馬の種類には夜目が長く伸びるものもあったりするんですよ。

 …とまあ、ロバの体にも不思議な部分があったりします…というようなお話でした。

 

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